市指定文化財の聖徳太子像が年一回の里帰り法要

中之町にある東楽寺には市指定の文化財である聖徳太子像が安置されていました。
東楽寺は現在、無住寺である事などから、普段は飛鳥資料館に保存されています。
年に一回、春分の日に里帰りされ、法要が営まれています。
今年(平成28年)は3月21日に光専寺前ご住職の導師により営まれました。
曽我町には最要寺御太子日蓮菩薩会(曽我町太子講)があり、その会員の方々が代々献身的に保存に努めてこられました。
太子像は桧材の寄木造で像高67.8㎝胸厚12.6㎝で鎌倉時代後期のの作と伝えられています。
須弥壇には小さいながら獅子上文殊菩薩、象上普賢菩薩をはじめ数々の仏像があり、また本尊脇には鉄製の刀剣を額の上に横にかざした、珍しい形の不動明王なども安置されています。
毎年、春分の日には本堂を開けられますので、機会があれば是非一度ご覧になればと思います。